原因究明はこれからだが、米軍は週明けからのF15の訓練再開を行うと言っている。この墜落事故の前にも、嘉手納のF15は「小さな事故」を繰り返していた。キャノピー(操縦席の風防)がおちた、基地内でエンジン点火の際に出火した、エンジントラブルで緊急着陸など、大事故が起こる兆しはあった。ロクな時間もかけずにおざなりなチェックですませて訓練を再開したら、また大事故が起きる可能性はきわめて高い。墜落原因の徹底究明と、それがすむまでのF15の飛行停止は最低限必要なことだ。