台風には勝てぬ。米軍機、嘉手納から避難


台風2号の進路によっては、直撃もありえた嘉手納基地。大型機はほとんど避難または格納庫へ(04.5.19)


前日、避難のために離陸を待つRC135W電子偵察機。手前の滑走路にはF15がアプローチ(04.5.18)

台風2号が沖縄本島に接近していた5月18日、「虎の子」の電子偵察機RC135Wや空中給油機KC135が嘉手納を後にした。台風接近で嘉手納から飛べなくなると、作戦遂行に影響が出るために、別の基地に避難したのだ。行く先は、台風の進路と直角方向に飛ぶグアム方面と推定される。

19日の嘉手納基地は、AMCターミナル前の大型輸送機も全部姿を消していた。NAVY駐機場に前日まで並んでいたP3C対潜哨戒機やEP3電子偵察機も、すべて姿を消していた。一部は他の基地に、一部は大型の格納庫に入ったようだ。

台風が南大東島を直撃して沖縄本島から去りつつあった20日に、KC135や、特殊作戦機MC130が続々と嘉手納に戻ってきた。米軍も台風には勝てない、ということだろうか。

(RIMPEACE編集部)


'2004-5-23|HOME|