拡大する都市型戦闘訓練施設建設反対運動


監視ですかとたずねると、「お祈りです」という答えが返ってきた


お坊さんの横を火薬輸送中の看板を掲げた陸軍の車が通った


監視塔には団結旗が掲げられていた。1ヶ月前ににはなかったものだ。金武町キャンプ・ハンセンの中に都市型戦闘訓練施設が建設されようとしている。この建設に反対する地域ぐるみの運動の拠点の一つだ。

町役場の幹部も含めて毎朝、キャンプ・ハンセンのゲート前で、出入りする工事の車の運転手にビラを渡して説得する行動が継続されている。昼前の第1ゲートには、日本山妙法寺のお坊さんが一人、じっと座っていた。朝の行動に参加した後、昼まで一人で座ることを繰り返している。基地に出入りする車が両脇を通っていくが、工事用の車両の姿は見えない。

1.5キロほど離れた第2ゲートからは、土を積んだダンプが何台も出てきて、国道329号を宜野座方向に走っていった。そして、空のダンプが続々と基地の中に入っていった。訓練施設の工事にかかわっている車両の可能性は高い。ダンプの社名はシートで隠されていた。それだけ、地域住民の目を気にしているのだろう。

(RIMPEACE編集部)(04.6.16撮影)


続々と基地に入っていく、空のダンプ。土を満載して出てくる


伊芸地区の監視塔に団結旗がひるがえる

'2004-6-18|HOME|