嘉手納のEP3、1機態勢に


パトロールから戻り、シャワー洗浄ポイントに向かうEP3(PR31)(04.6.14 撮影)

VQ−2のEP3電子偵察機と併せて2機態勢だった嘉手納のEP3が、とうとう1機態勢になった。1ヶ月前に、戻る直前だったVQ−2のEP3は、エンジンの調整を済ませたところで5月下旬に何回か任務飛行を行った。目撃者によれば、同時にもう1機のEP3、さらに空軍のRC135W電子偵察機、WC135気象観測機(実は放射能塵収集機)も頻繁に飛んだとのこと。嘉手納の偵察機が総出になるような出来事があったらしい。
VQ−2のEP3は、6月14日朝、嘉手納を後にした。残ったVQ−1のEP3が、2日に一度くらいの割合で飛行を行っている。

嘉手納基地にいる米海軍のP3Cの機数が増えている。一時的な現象かもしれないが、表に7機出ているのはきわめて珍しい。司令部は三沢にあるが、三沢に常駐するP3Cは、見える限りでは2機程度だ。三沢からの分遣隊であるはずの嘉手納の部隊が、実は主力となっている。中国の潜水艦に対する警戒が、日本に駐留する米海軍哨戒部隊の主任務となってきた証だ。

(RIMPEACE編集部)


海軍駐機場には、P3Cが6機並んでいた


更に1機のP3CがEP3の横、格納庫の前に(04.6.17 撮影)

'2004-6-20|HOME|