事故機と同型のCH53Dの行方


ハンガーから引き出されて、4機目のCH53Dが駐機ラインに向かう(9.15AM 撮影)


エンジンテストの場所まで牽引されたCH53D。ただしエンジンカバーはかけたままだった。(9.15AM 撮影)

事故原因の解明も終わらない8月22日正午過ぎに、普天間基地から6機のCH53Dが洋上のヘリ空母エセックスに向かった。8月27日、米大使館での記者会見で、在沖海兵隊責任者が「残ったCH53Dはいずれ岩国に戻るだろう」と語った。

22日に6機のCH53Dが離陸した後も、普天間基地からのヘリや固定翼機の離着陸は続いているが、CH53Dだけは飛んでいない。

9月15日午前、普天間基地では4機のCH53Dが目撃された。そのうちの1機が、飛行場中央部の草地まで牽引されて行った。エンジンテストをはじめるのかと思い注目していたが、午前中はエンジンカバーをとらず、その場所にじっとしていた。

見きり発車の6機を載せたエセックスは、海軍の広報資料によれば9月9日(米東部時間)にペルシャ湾に入った。アラビア海からオマーン湾を経てペルシャ湾まで一気に進んでいる。

(RIMPEACE編集部)


2004-9-19|HOME