音響測定艦がもう一隻いた

ビクトリアス、ホワイトビーチに寄港



右はビクトリアス、左は航洋曳船ナラガンセット。2004.11.24 沖縄・ホワイトビーチで

日本近海にいる音響測定艦はインペッカブルとエフェクティブで、この2隻が中国原潜の所在をつかんだのだろう、と言った舌の根も乾かぬうちに、もう一隻音響測定艦がいたことが判明した。
ビクトリアスが11月24日にホワイトビーチに入港し、翌25日に出港した。

ビクトリアスは、7月から10月まで横浜ノースドックを始め、佐世保、ホワイトビーチに寄港していた。10月14日に横浜ノースドックを出港したあと、入れ違いに7ヶ月ぶりにエフェクティブがノースドックに寄港したので、ビクトリアスは交代で日本近海から姿を消したと思っていた。

ところがエフェクティブとビクトリアスが沖縄の港に次々に姿を見せたとなると、この2隻が沖縄近海からフィリピン近海に展開して、中国原潜を探知していた可能性がある。インペッカブルの短期間のノースドックへの寄港の繰り返しを考えると、インペッカブルは別の任務についているのかもしれない。

なお、ビクトリアスと一緒にホワイトビーチに入港した航洋曳船ナラガンセットは、米海軍を退役したばかりで、短期間の契約でMSCにチャーターされているようだ。10月にはホワイトビーチと佐世保に、11月中旬には那覇軍港に寄港している。

(RIMPEACE編集部)


横浜ノースドックに寄港中のビクトリアス(2004.10.1 撮影)


那覇軍港に停泊中の航洋曳船ナラガンセット(2004.11.18 撮影)


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