日米対潜特別訓練始まる


沖縄・ホワイトビーチを出港する原潜シャイアン(04.10.29 撮影)

沖縄近海で日米の潜水艦隊による共同訓練が始まった。防衛庁の発表によると、訓練は10月29日から11月8日までの11日間で、海上自衛隊からは潜水艦2隻と数機のP3C対潜哨戒機、米海軍からは巡洋艦1隻、駆逐艦2隻、潜水艦3隻などが参加するとのこと。  沖縄・ホワイトビーチに姿を見せた海上自衛隊の潜水艦2隻と沖合いに停泊した米海軍の原潜がこの訓練に参加するのだろう。

 2001年9月の米本土テロ以前は毎年この時期になると日米共同訓練「キ−ン・スォード」、米韓合同訓練「フォール・イーグル」が連続して行なわれ、その期間中に「対潜・対航空機・対水上艦・艦隊防御訓練」と銘打った海軍どおしの訓練が九州西方から沖縄近海にかけた海域で催されていた。

 今回の訓練は名称が「対潜特別訓練」というところからすると、臨時に企画された訓練と思われる。たまたま近くに潜水艦が集まったから、ということなのだろう。
 イラクでは陸上での戦闘が泥沼化する一方、海上では訓練を再開する余裕ができた、ということなのだろう。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


ホワイトビーチ沖に2隻そろった海自の潜水艦(04.10.28 撮影)


'2004-11-3|HOME|