「下地島空港に自衛隊誘致」決議と地元の反対

沖縄米軍が、ことあるたびに強行使用する下地島空港。米軍トランスフォーメーションの中で、焦点化しつつある下地島空港。この空港に自衛隊を誘致する決議案が、3月16日、この空港をかかえる沖縄県伊良部町議会に緊急動議で提案され、一票差で可決された。決議の全文は下に掲げるとおり。

要請先は、総理大臣、官房長官、防衛庁長官、同事務次官、統幕会議議長、陸幕長、海幕長、空幕長、自民党総務会長、政審会長、幹事長、幹事長代理、国防部会長、安保調査会長となっている。
下地島空港を管理する沖縄県知事は入っていない。

決議の最後に「米軍の下地島空港の使用は断固として認めない」と、とってつけたように書かれているが、町ぐるみ・県をあげての反対にもかかわらず、強引に空港使用を繰り返す米軍が、もし自衛隊の施設となったら、使用のハードルがさらに低くなることは言うまでもない。

この空港は、開設当初から軍事空港としては使わないことを、日本政府も覚書の中で認めている。伊良部町長も、可決されたことに「残念だ」と語っている。
翌日、連合宮古地域協議会主催の抗議集会が、宮古島・平良市役所前で行われた。その集会で採択された宣言は以下の通り。(宮古毎日新聞よりコピー)

(RIMPEACE編集部)



'2005-3-20|HOME|