緊急着陸・不時着が相次ぐ嘉手納基地

5月17日に、嘉手納基地のHH60救難ヘリが久米島北部の農道に不時着した。地元紙が詳しく報道している。
この不時着の前後に、嘉手納基地で4日間で4機の緊急着陸があった。これらの緊急着陸は、異常を知ったあと、基地にたどり着いた例だ。久米島での不時着はそれも出来ず、最寄りの久米島空港にも届かなかった、ということだ。
繰り返し緊急事態が発生するのは、軍用機の整備・運用体制に原因があると見なければならない。墜落事故などの重大事故につながりかねない事態だ。

5月17日、MC130特殊作戦機


MC130特殊作戦機が、向かって左端の第4エンジンを止めて緊急着陸した。エンジントラブルと見られる

5月17日、HH60救難ヘリ


滑走路を逆向きに進入してレスキュー・ヘリパッドに向かう


レスキュー・ヘリパッドに着陸したHH60に、消防車が駆けつける。久米島の機体と合わせて、嘉手納にいるという10機中2機がほとんど同時にトラブルを起こした。

5月18日、F15戦闘機


僚機がエスコートして嘉手納に戻ってきたF15戦闘機。滑走路の端まで行き、消防車の来るのを待っていた

5月20日、海兵隊FA18戦闘攻撃機


3機編隊のFA18の3番目が、脚が引っ込まなくなった


滑走路に張ったワイヤーにフックを引っ掛けて止まった岩国基地所属のFA18。 消防車に囲まれ、その後牽引されていった。

(RIMPEACE編集部)


2005-5-22|HOME