辺野古沖のヤグラは全部撤去されていた


砂浜からリーフの上を見る。どこにも調査ヤグラは無い(9月12日撮影)

9月12日、辺野古の海上基地建設阻止座り込み現場を訪ねた。テントの中は若い学生さんで一杯だった。大学の教養課程のゼミの学生と引率者だ。頭で考えるだけでなく、現場を見て話しを聞こう、という趣旨で東京から来たとのことだ。
引率者に聞いたら、単位として認定されるとのこと。筆者の世代では、教室を使っての自主講座はあったが、正規のゼミで沖縄の闘いの現場に来るなんて、想像も出来なかった。

テントから見渡す辺野古の海に、防衛施設庁が設置していた基地建設のためのボーリング調査用ヤグラは無かった。台風対策として撤去されたのだ。4つのヤグラを組むときは、徹底的な抵抗で約1ヶ月かかったが、解体の時は数時間だったとのこと。施設庁は2度と作らないとは決して言わないし、辺野古沖に建設する案が未だ消えていないから、阻止行動は切れ目無く続けられている。

(RIMPEACE編集部)


左は7月4日、第5ポイントのヤグラが見える。右は9月12日、やはり辺野古のリーフにヤグラは無いのが当然だ


'2005-9-18|HOME|