ホワイトビーチに原潜入港。寄港目的は?


入港直後の原潜キー・ウェスト。乗降用のタラップを取り付け中


原潜の前方甲板に日よけのシートをかける乗組員。後部甲板にもその後、シートが広げられた(9月13日撮影)

9月13日9時過ぎにホワイトビーチの「展望台」に上ると、既に原潜が接岸していた。9月はじめに2回、ヨコスカ平和船団のヨットから見たキー・ウェストだ。

キー・ウェストは横須賀基地に8月29日に入港、9月8日10時半ころ出港している。外務省を通じて港湾管理者の横須賀市に届けられた寄港目的は、いつも通りの「休養・補給・維持」だった。

横須賀出港後わずか5日でホワイトビーチに入港したのはなぜだろうか。沖縄県に届けられた寄港目的は「補給・維持」だった。5日間でまた「休養」というわけにはいかなかったと見える。
では、メンテのためだろうか。艦船修理部門の完備した横須賀に10日以上滞在したあと、メンテナンスのために修理能力に乏しいホワイトビーチに寄港するのは不自然だ。「補給」にしても、5日で補給しなければならないものが出てくるようでは、長期間海中で「活動」する原潜としては不適格だ。艦長がどうしても沖縄のゴーヤーを積みこめ、とでもわがままを言ったのなら別だが..。

キー・ウェストは、ホワイトビーチに6時間ほど滞在して出港した。理由が今一つはっきりしない寄港だった。ホワイトビーチへの入港実績を積み重ねることが目的だったのかも知れない。

(RIMPEACE編集部)


横須賀基地の11号バースに停泊中の原潜キー・ウェスト。右は駆逐艦ステゼム(9月2日撮影)


'2005-9-18|HOME|