嘉手納のP3C、2機だけで訓練


5機、6機と並んでいた駐機場に、月初めの台風避難以来2機程度しかP3Cがいない(9月13日撮影)


左右の翼の下にミサイルをぶら下げて飛行訓練を行ったP3C(9月13日撮影)

嘉手納基地を見ながら、いつもと違うなと思ったのが、海軍駐機場に並ぶP3Cの少なさだ。2機しか居ない。台風避難で9月はじめにいなくなって以来、ずっとこんなものだという。
三沢の航空祭で、滑走路の反対側にP3C,EP3が居たから、避難先は多分三沢だ。なぜ戻ってこないのかは不明だが、ただ、2機のP3Cは毎日飛びまわっていた。

以前に紹介した「P3C爆撃機」と同じ組み合わせのミサイルを翼に下げたP3Cが、訓練飛行を行っていた。もう1機は、普天間でタッチアンドゴーを繰り返した。

『嘉手納基地所属のP3C対潜哨戒機が宜野湾市上空で旋回飛行訓練を行ってい る問題で、在沖米海軍艦隊活動司令部のロバート・ウィルソン司令官(大佐)は 二十日までに、訓練中止を求めた宜野湾市に「普天間飛行場での訓練中止を指示 した」と回答した』(2004.12.21 沖縄タイムス)
飛ばないはずのP3Cが普天間でタッチアンドゴーをしているのを、嘉手納の道の駅から遠望したのは今回が初めてではない。年が変わるとともに、訓練中止の「指示」は、どこかに飛んでしまった。

(RIMPEACE編集部)


普天間の滑走路は見えないが、そこで訓練する機体の飛行する姿は、嘉手納からも見える(9月14日撮影)


'2005-9-21|HOME|