戦闘機の夜明け前離陸が繰り返される嘉手納基地


アフターバーナーの炎を引きながら離陸するF15E戦闘爆撃機(9月3日4時54分撮影)


F15Eのトランスパックを支援するKC10空中給油機が、先に離陸した(9月3日4時10分撮影)

道の駅嘉手納で買い物をしていると、お店の人が話しかけてきた。「今日も昨日も夜明け前からうるさかったよー」「最近はそんなのが多くてネー」
9月13日の昼間に聞いた話しだ。

9月3日4時過ぎ、真っ暗な中をKC10空中給油機と、嘉手納に1ヵ月展開していたアイダホ州マウンテンホーム基地所属のF15E戦闘爆撃機10機が次々に嘉手納基地を離陸した。12日には嘉手納基地所属のF15戦闘機が、そして翌13日には残っていたF15Eが2機、やはり夜明け前に離陸した。

米軍は「良き隣人たれ」といつも言っている。戦闘機部隊の移動で、緊急時でもなんでもないのに、夜明け前に爆音を基地近隣の住民にたたきつけるなんて、どこが「良き隣人」なのだろう。

F15E部隊に代わって、インディアナ州空軍のF16戦闘攻撃機の部隊が、嘉手納に展開済みで毎日飛行を繰り返している。
嘉手納常駐機だけでも事故の危険や騒音被害が大きいのに、最近は外来機が交代でやって来る。その外来機が交代時期に夜明け前発進を行う。9月15日に嘉手納町議会は、外来機の嘉手納基地への飛来禁止を求める決議を全会一致で可決した。

(RIMPEACE編集部)


F15Eに代わって嘉手納に展開しているF16(9月14日撮影)


'2005-9-20|HOME|