嘉手納の空母連絡機C2と空母の動き


11月18日、嘉手納を離陸して空母に向かうC2


離陸後3時間で嘉手納に戻ってきたC2(横向き)(11.18 撮影)

空母が洋上にいるとき、人員輸送や手紙などの配達を担当して、陸上の基地と空母の間を往復するのが空母連絡機だ。米軍はC2をこの任務に使っている。
空母1隻に2機のC2がつく。11月17日から嘉手納に展開した2機のC2は、22日ころまで嘉手納と空母の間を飛行していた。

11月に入って日本海から津軽海峡を抜けて太平洋側に戻ってきたと推定されるキティーホークは、日米合同演習が終わった18日には東シナ海に入ったようだ。
18日に嘉手納を離陸したC2は、3時間後に戻ってきた。空母着艦後の人員や貨物の積み下ろし、積みこみと給油に要する時間などを勘案すると、空母は沖縄本島からプロペラ機で1時間以内の場所にいたと思われる。

C2が嘉手納に展開していた時期は、ブッシュ大統領が訪韓、訪中した時期とダブっている。不測の事態に備えて空母が東シナ海に控えていた、ということも考えられないことではない。

キティーホークは11月24日に香港に寄港した。随伴艦2隻も同時に寄港したとのことだ。
この日、1機のC2が厚木に帰ってきた。もう1機のC2が嘉手納に姿をあらわすのは、香港から横須賀に向かう空母が沖縄近海を通過するときだろう。

(RIMPEACE編集部)


'2005-11-26|HOME|