辺野古の座りこみは続く
"軍事基地は名護にも沖縄のどこにもいらない"


「命を守る会」事務所前に移動したNEWテント村(1月16日 撮影、以下 同じ)

1月16日、座りこみ638日目の辺野古のテント村を訪ねた。テント村は、プレハブの「命を守る会」事務所前に移動していた。

テント村発行の "NO BASE" には、移動したテント村についての周囲からの声が紹介されている。
「こちらの方が(事務所に座っている)おじいやおばあ達との距離が近くて一体感があるんじゃない?」「トイレや水道が近くて便利だよね」「作業がなくなっている今、この場所でも差し支えないし、浜にも近くなるから連れていって説明し易いんじゃないのかな」

このテント村の移動は年末年始の座りこみに備えてのものだったが、この場所でテント村続行ということになるかもしれない、とのこと。
そのテントの中には、ジュゴンのぬいぐるみ(これが逸品)をつくる人、そして千羽鶴ならぬ1000匹じゅごんがテントの支柱から下がるなど、辺野古のリーフを回遊するジュゴンを基地建設から守ろうという思いがあふれていた。

翌日、嘉手納のF15戦闘機が沖縄本島東の訓練空域で墜落した。近くにはパヤオ(人工漁礁)がある。そして、この墜落場所に一番近いのが辺野古周辺の漁港だ。
たまたま漁に出ていなかったために、事故と遭遇しなかっただけだ。沖縄の海も、米軍基地の重圧にさらされ続けている。

(RIMPEACE編集部)


テントの中にはジュゴンがいっぱい。くまのみの会(大分・湯布院)作成の1000匹じゅごん


鉄条網の向こうは基地。そして「中間報告」で普天間代替基地が作られようとしているリーフだ。


'2006-1-25|HOME|