揚陸艦隊、ホワイトビーチからグアムに向かう


ヘリやハリアー26機を積んでホワイトビーチに入港した強襲揚陸艦エセックス(1.16 撮影)


多数の軍用車両と沖縄海兵隊の兵士を飲み込んで出発するエセックス(1.20 撮影)

佐世保を1月15日に出た強襲揚陸艦エセックスが、翌16日に沖縄・ホワイトビーチに入港した。一日前に佐世保を出たドック型揚陸艦フォート・マッケンリーもホワイトビーチの港内に停泊した。
エセックスの甲板上には、CH53Eヘリ、CH46ヘリなど24機のヘリと2機の垂直離着陸戦闘攻撃機ハリアーが並んでいた。普天間の重輸送ヘリがD型からE型に戻ったのは昨年12月のことだ。
新たに普天間に配備されたCH53Eにとって、エセックスに展開するのは初めてとなる。

エセックスへの軍用車両の積みこみは17日までに大部分終了した。陸軍埠頭に入港したフォート・マッケンリーに積みこむ車両やコンテナは、同埠頭に並べられていたが、これも18日までに大部分積みこまれた。
19日夕刻には、17日に佐世保を出港したドック型輸送揚陸艦ジュノーがホワイトビーチに入港、翌20日にホワイトビーチに運ばれていた2門の榴弾砲がジュノーに積みこまれた。

1月20日付けの海兵隊のプレス・レリースによれば、沖縄の海兵隊31MEUが、佐世保の揚陸艦隊に乗ってグアムに向かい、1月23日から2月13日まで都市型戦闘訓練などを行うとのことだ。
1月20日、まずエセックスがホワイトビーチを出港した。10時10分に埠頭を離れたエセックスはゆっくりと向きを変え、単独で中城航路を出ていった。まっすぐグアムに向かうならば、南東方向に直進するはずだが、エセックスは北東に針路を変え、F15が墜落したばかりの訓練海域W173方面に向かった。
エセックスがホワイトビーチを出港した2時間後に、嘉手納から2機のハリアーが相次いで離陸した。W173海域に到着したエセックスに向かったものと考えられる。
エセックスはこの海域でヘリやハリアーの訓練を行った後にグアムに向かうのだろう。

(RIMPEACE編集部)


中城航路を出て北東に針路を変えたエセックス。右手前はジュノー、左はフォートマッケンリー(1.20 撮影)


嘉手納基地を離陸するハリアー戦闘攻撃機(1.20 撮影)


2006-1-22|HOME|