米韓演習のために...普天間基地での激しい訓練



普天間基地の周りを繰り返し飛ぶ海兵隊のヘリ。AH1攻撃ヘリ(上)とCH46輸送ヘリ(下)が多い(3月15日撮影)

グアムとフィリピンでの演習から戻ってきたばかりの3月半ば、普天間基地の海兵隊ヘリは激しい訓練を行っていた。特に目だったのが、CH46とAH1だ。配備機数が多いCH46と同じくらいの密度で、数少ないAH1が普天間基地の周りを繰り返し飛んでいたのが目立った。

これは、3月下旬に行われる米韓合同演習に参加するためだ。3月12日にホワイトビーチを出たエセックスとハーパーズフェリーは佐世保に戻った後、まるでとんぼ返りのように21日にホワイトビーチに入った。

翌22日に出港した2隻の揚陸艦は、いったん韓国東海岸のポハンに入港したあと、黄海に向かった。
5日遅れで佐世保を出たジュノーと合流したエセックスとハーパーズフェリーは、韓国西海岸の万里浦ビーチでの上陸演習に加わった。

東海岸のポハン沖には空母リンカーンが配置されていた。今年のフォールイーグルは、佐世保の揚陸艦隊と沖縄の海兵隊は、反対側の西海岸から上陸するシナリオだったと思われる。
空母艦載機の支援を受けながら海兵隊がポハンの海岸に殺到するこれまでの上陸演習から、1歩複雑なシナリオになったのではないだろうか。

31日でフォールイーグルは終了し、リンカーンも日本海から出たと思われる。揚陸艦がホワイトビーチにもどってくるのも近いのではないか。

(RIMPEACE編集部)


10日と経たずにホワイトビーチにまたやってきたエセックスとハーパーズフェリー。翌日出港して韓国へ(3月21日撮影)


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