嘉手納に5機、艦上に1機。ハリアー何故か分散


嘉手納基地の外来機の駐機場に、5機のハリアーがいる(06.3.16 撮影)


ハリアーは嘉手納から訓練空域に飛び、1時間15分ほどで戻ってくる(06.3.14 撮影)

エセックスがフィリピンでのバリカタン演習から、3月11日にホワイトビーチに戻ってきた。その前日の10日、エセックスに載っていたハリアーは、1機を除いて嘉手納に飛来した。

11日のエセックスの艦上には、ハリアー1機のほか各種ヘリが少数残されていた。しかし、佐世保にエセックスが戻ってきた14日には、艦上にはハリアー1機とMH60ヘリ1機がつながれていただけだ。

MH60はともかく、ハリアーが載ったまま佐世保に入港するのはきわめて稀なことだ。沖縄近海から嘉手納まで飛行することが出来ない事情が、このハリアーにはあったと見ていいだろう。

「仲間のハリアー」が嘉手納で訓練を続けているのに、故障でもなければいつまでも甲板上にとどまっているはずがない。佐世保で陸に下ろすのかとも考えられたが、未だその動きは無く、ハリアーはぽつねんとエセックスの甲板にとどまったままだ。

(RIMPEACE編集部)




ハリアーを積んだまま佐世保に入港し、立神桟橋に停泊した強襲揚陸艦エセックス(3月14日 撮影)


'2006-3-19|HOME|