相変わらず外来機が多い嘉手納基地



隊長機の飛来で4機の海兵隊配備のEA6Bがそろった嘉手納基地(06.3.16 撮影)

嘉手納と言えばF15戦闘機、他にはKC135給油機などの常駐機もいる。
しかし、在日米軍の航空基地をはじめ、米本土などからも多くの外来機が嘉手納に飛来する。
外来機の最たるものは、RC135偵察機の系列だが、それは別稿に譲って、ここでは岩国の戦闘機と米本国基地所属の空中給油機の嘉手納展開をレポートする。

今、岩国の海兵隊飛行部隊MAG12に配属されている電子戦機EA6Bは、海軍の飛行隊だ。スコーピオンのニックネームを持つVAQ132飛行隊は、ローテーションで岩国の海兵隊に配備されている。
そのEA6Bがよく嘉手納に飛来している。沖縄本島周辺には射爆場などが揃っていて、攻撃機のエスコート訓練やクロスカントリーなどに利用しているのだろう。
このEA6B飛行隊が嘉手納に展開した3月中旬には、海兵隊のハリアー攻撃機も5機、エセックスから飛来して訓練飛行を繰り返していた。

嘉手納基地所属機以外の空中給油機もよく飛来する。3月中旬には州空軍の所属機やAMC所属機が嘉手納に飛来していた。
3月17日に着陸したAMCのKC135は、海軍・海兵隊機支援用のホースを給油口に取り付けていた。この日、グアムから空母艦載機が大挙して厚木に戻っている。この艦載機の移動を支援した後で嘉手納に飛来した可能性がある。

(RIMPEACE編集部)


嘉手納基地で訓練を繰り返すウィスコンシン州空軍所属のKC135空中給油機(3月14日 撮影)


海軍・海兵隊機用の給油口をつけて嘉手納基地に着陸したAMCのKC135(グランドフォークス基地所属)(3月17日 撮影)


'2006-3-19|HOME|