台風避難の電子偵察機3機、嘉手納に戻る


7月10日13時49分、横田から嘉手納に戻ってきたRC135W電子偵察機



10日の12時から1時の間に2機戻ってきた海軍の電子偵察機EP3

ミサイル発射と核開発をそれぞれ偵察する単機能の偵察機が嘉手納に戻ってきた7月10日、空軍の電子偵察機RC135Wと海軍の電子偵察機EP3も嘉手納に着陸した。

RC135Wは横田基地で他の2機と並んでいたが、この日横田を離陸し、他の2機より50分ほど時間をかけて戻ってきた。着陸時に1回タッチアンドゴー(実際には車輪を滑走路につけてはいない)を行い、14時過ぎに着陸した。
ミサイル発射前から2機態勢だったEP3は、40分の時間差で下りてきた。この海軍機の避難先は、三沢基地と見られる。

偵察機の前後には、横田などに避難していた空中給油機KC135が10機以上下りてきた。偵察機や太平洋を横断する別の大型機などに空中給油する任務のKC135も、台風が通過するまでは横田などで待機していた。

RC135Wだけは翌11日に離陸して5時間後に嘉手納に戻ってきた。北の方向に向かったと見られる。なお、その後はRC135WもEP3も飛んでいない。国連安保理の決議が出るまでは、動きが無かったということだ。

(RIMPEACE編集部)


7月11日に5時間ほどの偵察飛行を行ったRC135W電子偵察機。それ以降は飛行していない


'2006-7-16|HOME|