嘉手納基地周辺住民が怒ったことなど


嘉手納町商工会作成の「カデナタウン ガイドブック」を用いて作成

嘉手納基地を道の駅の展望台から見ていたほんの数日の間に、地域住民を怒らせるような出来事がいくつも起きていた。


米軍車両、通行禁止無視して立往生

7月10日昼過ぎ、嘉手納小学校前で大型車両通行禁止の道路に米軍車両の列が入ってきて立往生。周辺道路が渋滞した。
写真は立往生からやっと抜け出して、道の駅の前を沖縄市方面に向かう軍用車両の列。




AWACSのエンジンテスト、騒音と悪臭を振りまく

7月12日9時ころ、AWACSが県道のすぐ近くでエンジンテストをはじめた。大型機が普段はテストをしない場所だ。
30分ほど続いたエンジンテストで排気臭と騒音が基地の外にばらまかれた。


レスキューヘリ、住宅地上空飛行繰り返す


住宅地上空を避けて、滑走路の端まで飛行してから旋回するのが常のヘリが、7月11日、12日と続けて早めに旋回し、嘉手納町の住宅地の上を飛んだ。
以前在韓米軍の特殊作戦ヘリMH47が嘉手納に来たときに、住宅をかすめて着陸したことがあったが、今回は嘉手納基地常駐の救難ヘリが2日続けて飛行した。
飛行制限のルールを熟知しているはずの常駐機のパイロットが2日続けてルールを犯したことになる。
米軍ヘリは飛行コースを守らない、という辺野古のV字滑走路反対の根拠が、ますます確かなものに思えてくる。


早朝の戦闘機離陸、またも強行

7月13日早朝、F15戦闘機と空中給油機が離陸した。F15の交換にともない古い機体を本国にフェリーするとのことだが、到着時に夜にならないように嘉手納を早朝離陸するという理由にはあきれてしまう。
太平洋横断の途中の基地で時間調整すれば、昼間離陸で昼間に到着ということは簡単に出来る。そんな簡単なことが、これまで何度も行われてきた本国へのフェリーで無視され続けている。

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なぜこんなに地域住民の神経を逆なですることばかり起きるのだろうか。米軍が世界各地の戦争の当事者であり、戦争遂行のためには基地周辺住民に対する配慮は二の次になっていることが根本にあるのだろう。
配慮なんて話ではない。植民地と思っているのではないか、というキツイ、しかし正鵠を得た見解を地元の人から何回も聞いた。


'2006-7-17|HOME|