C.シュワブ正門で「文化財調査」を押し返す


キャンプ・シュワブ正門前で、防衛施設庁の車の前に座りこむ(06.9.15 撮影、以下同じ)


施設庁の車が、那覇に戻るようなフェイントをかけた後、警官が座りこみを排除にかかる


そのスキに正門から入ろうとした施設庁の車の前に座りこむ


沖縄県警機動隊の盾の後では、施設庁の車の下にもぐりこんでいる人がいた。撮影出来る状況ではなかったが..。

9月15日、前日に続いて普天間基地の辺野古への移設を前提とした「文化財調査」が行われようとしていた。
台風13号が接近する中で、まだ明るい光が広がる北部地域の中で、キャンプ・シュワブ正門前は、闘いの現場になっていた。
「車を止めてください。皆さんがこの闘いに加われば、基地の移設を許さない闘いは勝利します」と呼びかける反対協の人たちの声が、スピーカーから流れている。

普天間代替基地の建設を目指す防衛施設庁が、そのための事前の手続としてキャンプ・シュワブ内の文化財調査を、名護市教育委員会に依頼した。14日の立ち入りが、反対運動を行う地元の市民によって阻止された翌日、始めて機動隊が動員された。
施設庁の車は、機動隊に守られてなんとかシュワブ内に入っていった。しかし、教育委員会の調査のための立ち入りは阻止された。

15日の阻止闘争の後で反対協の人たちが強調していたのは、強引な動きは防衛庁がV字滑走路の新設を目指す意欲の結果だ、しかしわれわれは教育委員会ときちんと話しを重ねて、普天間基地移設の前提でしかない 「文化財調査」の意味をわかってもらうことに勤める、ということだった。

静かに時間が過ぎていくように見える辺野古の現状だが、一皮むけば日本政府の強引な基地移設の動きがさまざまなところで噴出していることを如実に示す15日のキャンプ・シュワブ正門前での阻止行動だった。

(RIMPEACE編集部)


警察は何を守ろうとしているのか? キャンプ・シュワブ正門前に集結した警察車両の群れ。


'2006-9-16|HOME|