台風が来ないと静かにならない嘉手納基地


アフターバーナーの炎を見せて離陸するF15(06.9.11 撮影)


訓練空域から戻ってきた、サウスカロライナ州空軍のF16。臨時に嘉手納に展開中 (06.9.12 撮影)


岩国から来ている海兵隊FA18が、訓練空域から戻ってきた(06.9.12 撮影)


おなじく岩国から嘉手納に来ているAV8B攻撃機が、垂直着陸を見せた(06.9.12 撮影)

嘉手納基地の航空機騒音が激しくなっている。大型の偵察機や空中給油機、常駐するF15や、岩国や米本国から来ている飛行部隊の離陸・着陸時の音はひどいものだ。

嘉手納常駐のF15が訓練飛行を繰り返すほか、いわゆる外来機が多数、嘉手納をベースに訓練を繰り返している。岩国基地の飛行部隊の半数がきた来たかのように、海兵隊のFA18やAV8Bも飛来している。サウスカロライナ州空軍のF16も来ている。
極めつけは何ヵ月かに一度行われる、F15とKC135の未明の離陸だ。

F15の訓練が日本全国に拡散しても、その後にこのようにさまざまな部隊がやってきて訓練を行う。嘉手納基地周辺の爆音は、減らない。

航空機の飛行がストップするのが台風の直撃コースに嘉手納が入ったときだ。台風13号の接近とともに、まずRC135系の偵察機、KC135空中給油機、AWACSなどの大型ジェット機が避難した。2日ほど遅れて、戦闘機が全て岩国に戻った機体以外が格納庫に収められた。
台風でも来ないと、嘉手納基地からの飛行は停止しない。

(RIMPEACE編集部)


三角屋根の下のF15も、手前に駐機していた海兵隊のハリアーやホーネットも、台風に備えて全部移動していた
(06.9.16 撮影)


'2006-9-17|HOME|