指揮機E4、嘉手納に飛来


嘉手納基地に着陸後、滑走路端で向きを変えるE4 (73-1676)


駐機場所に向けて滑走路を逆走するE4。ボーイング747の頭にレドームの突起がある(06.11.17 撮影)

11月17日14時40分、嘉手納基地に指揮機E4が着陸した。通信機能を満載したE4は、米国の有事の際、大統領が乗りこんで空中から指揮を取るために、ボーイング747をベースに作られた。

大統領が行くところに随行して、万が一の出番に備えるE4は、世界中で4機しかいない。
アジア太平洋経済協力会議(APEC)出席のためにハノイを訪れたブッシュ大統領に随行したが、セキュリティーやメンテナンスの条件を満たす一番近い米軍基地が嘉手納だったということだ。

フィリピンのクラーク基地が米軍基地のままだったら、E4はクラーク基地に展開しただろう。
逆に言えば、嘉手納は東南アジアまで行動する軍用機の拠点になっている、ということだ。

ブッシュ大統領が東南アジアに滞在する間は、E4は嘉手納にとどまるだろう。

(RIMPEACE編集部)


着陸前に嘉手納の滑走路の上空をローパスしたE4(06.11.17 撮影)


'2006-11-19|HOME|