海外危機対処支援チームのC32も嘉手納に来た


5日前には3機のAWACSが並んでいた区域にC−32B輸送機(00-9001)が駐機していた(06.11.18 撮影)

11月18日朝、嘉手納基地の空中給油機の駐機場の一角に白い尾翼が見えた。17日夕刻まではいなかったから、夜のうちに嘉手納に飛来したものだ。

真っ白な機体にはなんのマークも入っていない。機体後部の窓の下に小さな星条旗と機体番号が書かれているだけだ。
機体番号から、この機体がボーイング757を輸送機として空軍が採用したC−32Bであることがわかる。FEST/DESTが運用している3機のC−32/B757のうちの1機だ。

FESTは Foreign Emergency Support Team、DESTは Domestic Emergency Support Team で、FESTは国務省の管轄、DESTは国土安全保障省の管轄のもとにある。
嘉手納に来るのだからFESTの仕事だろう。国務省の Fact Seat を読むと、海外でテロ攻撃などを受けた時の、大使や受入国へのアドバイザー、組織間の調整などがチームの任務となっている。

このチームの乗り物がやってきたからと言って、米国にとってヤバイことが極東で起きているとすぐに結論付けることは出来ない。ただ、そんな事態が起きたときに真っ先に投入されるチームが来ているとすれば、その目的が何かは気になるところではある。

(RIMPEACE編集部)


'2006-11-19|HOME|