大型輸送機が前代未聞の頻度で飛来した普天間基地


23日12時25分に普天間基地に着陸したロシアの大型輸送機アントノフ


23日9時に普天間を離陸したアントノフ


23日12時45分に離陸した米軍最大の輸送機C5ギャラクシー

1月18日から23日の間に延べ7機の超大型輸送機が飛来した普天間基地。そのうちの5機は、米軍がチャーターしたロシアの大型輸送機アントノフだ。残りの2機は米軍最大の輸送機C5ギャラクシーで、両者は軍用輸送を行う超大型機の双璧だ。

23日には、前日からいたアントノフとギャラクシーが昼過ぎまでに離陸する間に、次のアントノフが飛来するという普天間基地には稀な大型機の頻度だった。

両機とも普天間基地の滑走路を一杯使って離陸するかと思ったが、機首上げの位置は滑走路の中間あたりだった。搭載燃料を減らして短い滑走路でも離陸できるようにしたのだろう。その代わりイラクまでの直行は無理で、インドやタイなどに給油のための着陸をすることになる。

超大型機のラッシュは、24日9時のアントノフの離陸で終わった。その後米軍の大型輸送機C17が普天間基地に飛来したが、翌日には嘉手納に回っている。ヘリ部隊のイラク派遣と関連するかどうかは、今のところ不明だ。

(RIMPEACE編集部)


離陸にむけてタクシーするアントノフ(左)と積荷は全部積み終わったC5(07.1.23 8時52分 撮影)


タクシーするギャラクシー(左)と、着陸したばかりの別のアントノフもいる(07.1.23 12時45分 撮影)


'2007-1-28|HOME|