嘉手納で8年ぶりにパラシュート降下訓練


嘉手納基地の中央やや海寄りに着地する空軍兵士


特殊作戦支援機MC130から降下したのは6人だった

1月26日午後1時過ぎに、米軍は嘉手納基地で8年ぶりのパラシュート降下訓練を行った。機影が見えないほどの高度をで嘉手納基地の滑走路上を通過したMC130特殊作戦支援機から、6人の空軍レスキュー隊員が降下した。

これまでパラシュート降下訓練が行われてきた伊江島の天候がよくないから、という理由をつけて行われた今回の嘉手納での降下訓練だったが、当日は晴れで無風に近かった。嘉手納での訓練の実績作りという米軍の狙いがよけい浮き彫りになった気象状況だった。

嘉手納基地では、米軍基地をミサイルから防衛するためのPAC3の搬入、最新鋭戦闘機F22ラプターの一時配備など、基地周辺住民の「負担軽減」に逆行する事ばかりが進められている。今回の降下訓練に対する県や周辺自治体の怒りももっともなことだ。

(RIMPEACE編集部)(写真は1月26日13時過ぎ 撮影)


高高度でジャンパーを落としたあと、基地上空を低空で通過したMC130


'2007-1-29|HOME|