嘉手納をベースに飛びまわるRC135U偵察機
米本国から嘉手納基地に飛来したRC135U電子偵察機(3月16日撮影)
3月16日夕方に飛来した電子情報収集機RC135Uが、嘉手納をベースに偵察飛行を繰り返している。飛来以来10日間のうちに4回、長時間の飛行をこなしている。
RC135Uの任務は、科学技術関連の電子情報収集となっている。(FAS の COMBAT SENT RC135U より)
はっきりしたイメージは浮かんでこないが、電子偵察機RC135V/Wに赤外線などのセンサーを追加したものではないか。ミサイル監視に特化したRC135Sの代役を勤めることもあるようだ。
最近の嘉手納はRC135V/Wが常駐しなくなり、6カ国協議が北京で開催されたりすると、その期間中RC135V/Wがやってくることが続いていた。今回のRC135Uの飛来も、6カ国協議の再開前というタイミングだった。
何をしているのかはわからないが、協議開催に関連した動きである可能性は高い。
嘉手納基地は大型の電子偵察機がトランジットに使うことも多い。ミサイル監視機RC135S(62-4128)が3月13日夜に飛来して、WC135と並んで駐機していた。16日朝には居なくなっていたが、ディエゴガルシアに向かってイラン、パキスタン、インドのミサイル実験偵察を狙っているのかもしれない。
(RIMPEACE編集部)
パトリオット部隊の装備の奥に白い機体が2つ。左がWC135、右がRC135S(3月14日撮影)
'2007-3-26|HOME|