音響測定艦、那覇軍港に2隻同時寄港


那覇軍港に停泊中の音響測定艦インペッカブル(07.5.20 撮影)


同じく那覇軍港に停泊中の音響測定艦エフェクティブ(07.5.20 撮影)


「道の駅かでな」から遠望したインペッカブルの航行(07.5.21 撮影)

 5月20日から21日午前中にかけて、那覇軍港に2隻の音響測定艦が寄港していた。インペッカブルと エフェクティブだ。

停泊の延べ日数では、音響測定艦の実質的な母港となっている横浜ノースドックと比ぶべくもないが、寄港頻度だけでみると 那覇軍港と横浜ノースドックは近いものがある。

入港期間が短いのは、任務航海の途中の補給・休養のためと考えられる。それは、米軍の音響測定艦の活動海域が、横浜よりも 沖縄に近いことを示している。

21日昼、「道の駅かでな」の屋上から、那覇軍港出港後のインペッカブルが、ゆっくり移動するのがシルエットでわかった。
艦首の向き、移動方向から推定したインペッカブルの針路は、宮古島の南を抜けて南シナ海方面に向かうものだった。
沖縄近海でも音響測定艦の活動海域は東シナ海南部から南シナ海が多いと推定される。

2週間後の6月5日、インペッカブルがホワイトビーチに寄港した。

(RIMPEACE編集部)


5月21日の那覇軍港出港後のインペッカブルの航跡推定図。嘉手納
の南西方向の滑走路の向きよりやや南よりの針路で南西に向かった。 


'2007-6-5|HOME|