緊急着陸が頻発する嘉手納基地


5月21日10時ころ、第1エンジン(一番手前)を止めて緊急着陸したEP3電子偵察機


5月24日16時半、第2エンジン(向こうから2番目)を止めて緊急着陸するMC130特殊作戦支援機

5月21日から始まる週の後半、F15の飛行が無かった嘉手納基地で、プロペラ機の緊急着陸がこれでもか、 といわんばかりに続いた。

5月21日10時ころ、VQ−2所属で嘉手納基地に3月から配備されている電子偵察機EP3が、第1エンジンを止めて緊急着陸した。
24日16時半には特殊作戦支援機MC130が、第2エンジンを止めて降りてきた。

そのわずか1時間後、今度は対潜哨戒機P3Cが第1エンジンを停止して緊急着陸した。
翌25日昼前に、第1エンジンの修理を終えて離陸したはずの、同じP3Cが同じエンジンを止めてまた緊急着陸した。

同じ機体が同じ箇所の故障で2日続けて緊急着陸したなんて、これまで見たことが無い。
こんな整備を繰り返していれば、大事故がおきることは必然だ。それは、乗組員の命にかかわることでもあり、何よりも基地周辺住民の 安全な暮らしを直撃する問題だ。

(RIMPEACE編集部)


5月24日17時半、今度はP3C対潜哨戒機が第1エンジンを止めて緊急着陸した。


翌25日11時25分ころ、昨日同じP3Cが、まったく同じ第1エンジンを 停止して緊急着陸した


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