ジャングル戦闘訓練を行う北部訓練場


樹海に沈むように「ジャングル戦闘訓練センター」の建物がある 


(左)「ジャングル戦闘訓練センター」の看板 (右)侵入者を狙うような銃とマネキン(07.7.8 撮影)

昔この前を通ったときは、たしか"Northern Training Area" と書かれていたはずの看板が、ジャングル戦闘訓練センター になっていた。北部訓練場がどんな役割を示すか、よりはっきりさせた記述だ。

第3の座り込み現場(林道入り口のゲート前)から少し北に行き、高みに上ったところから、このセンターの建物、星条旗と日の丸、そして 通信アンテナが遠望できた。
一面の樹海の中にぽつんと建物が見える。この樹林帯が海兵隊がジャングルでの戦闘をシミュレートする訓練場なのだ。

こともあろうにこの北部訓練場で、ベトナム戦争の時代に米軍が枯葉剤(ダイオキシン)を散布していたことが、米退役軍人省 の文書から明らかになった。 沖縄の地元紙は8日付け夕刊で、大きくこの枯葉剤の使用を報じた。

本島北部は沖縄の水がめであり、その水源地が枯葉剤で汚染された可能性が強い。もし東京都の水がめ奥多摩で枯葉剤が使われたと したら、政府は米国に対し徹底的な調査を要求するだろうか。水源地にダイオキシンがまかれ、海に有機水銀が捨てられる国は、「美しい国」 と対極にある「危険な国」なのではないだろうか。

(RIMPEACE編集部)


北部訓練場を上空より見る。白丸はN−4地区のヘリパッド建設(増設)予定地 (07.7.1 金子ときお 撮影)


'2007-7-22|HOME|