ヘリパッド建設に反対する東村高江区の住民


N−4地区のヘリパッド増設予定地の入り口。左側には座り込みのテントがある。 



北部訓練場ゲート前が第2の座り込み現場だ。海兵隊の看板は「ジャングル戦闘訓練センター」となっている 

辺野古からさらに1時間足らず、沖縄本島の東海岸沿いに北に走ると、東村(ひがしそん)高江区に入る。県道70号線をツーリング のバイクの集団とすれ違いながらゆっくり走っていると、突然「ヘリパッド反対、ヘリパッド反対」という子供の声が聞こえた。そこが 第1の座り込み現場だった。

このあたりはすでに海兵隊の北部訓練場に隣接している。この北部訓練場の北側部分の一部返還と引き換えに、残った訓練場内に ヘリパッドが6箇所作られようとしている。
高江区では全会一致の反対決議を2回あげて、ヘリパッドの建設に強く反対するとともに、工事強行を受けて、工事用道路の入り口など に座り込みを開始し、工事車両の運転手に対する説得などを行っている。

ゲート前で座り込みをしている人たちは、ここは沖縄本島でも最後に残った自然の宝庫だ。こんなところにヘリパッドを作ることは 絶対認められない、と語っていた。
ちょうど、エセックスがオーストラリアから戻ってくる前の時期で、今はヘリはあまり飛ばないが、来るときは夜中まで飛んでいる、 と沖縄海兵隊の訓練により生活が脅かされている実態も語ってくれた。

(RIMPEACE編集部)(写真はすべて 07.7.8 撮影)


N−1地区のヘリパッド建設予定地に通じる林道入り口。建設工事用に拡張される計画だ。


'2007-7-22|HOME|