またギャラクシーが飛来した普天間基地



離陸に向けてタキシングするC5。15日に続いて飛来した(07.8.18 世嘉良 学 撮影)

8月15日にジャンボ軍用輸送機C5ギャラクシーが普天間基地にいたが、その3日後にも同輸送機が飛来していた。 同じ機体かどうかは不明だが、尾翼のストライプが青なので、どちらもトラビス基地の所属機と見られる。

8月18日付けの星条旗新聞に "Flying Tigers land back on Okinawa"という記事が出た。Flying Tigers というのは、 第262海兵中型ヘリ飛行隊(HMM-262)の部隊ニックネームで、この1月にイラクに向かい、アンバー県に展開した部隊が沖縄に戻ってきた、 という記事だ。
1月にはギャラクシーとロシアの軍用輸送機アントノフが連日普天間に飛来して、中型輸送ヘリCH46を積み込み、イラクに向けて 飛び立っていった。

今回のC5の連続した飛来は、HMM-262の帰還に関連するものと思われるが、ヘリを積んで戻ってきたのではないようだ。1月と比べて、 大型輸送機の飛来の頻度は少なくなっている。
戻るときは緊急性が少ないので船積みで来るか、もしくは飛び石で給油しながら沖縄まで自分で飛んでくるかのどちらかとなろう。 ヘリは戦闘地域に残して、普天間には別の部隊ヘリを持ってくる可能性もゼロではないが..。

星条旗新聞の記事の中で、イラクでの月間飛行回数は沖縄に居るときの3倍だった、と部隊の幹部は述べている。
そのように酷使されたヘリが普天間に戻ってきたら、酷使の影響で事故を起こす可能性が高まることは確かだ。整備が十分にできずに 墜落事故を起こした2004年夏の事件を繰り返してはならない。


(RIMPEACE編集部)


'2007-8-19|HOME|