嘉手納弾薬庫に、砲弾の持込相次ぐ



天願桟橋の荷捌き場で砲弾の積荷をチェックした後、嘉手納弾薬庫に向かう(07.10.10 世嘉良 学 撮影)

沖縄・天顔桟橋に9日に入港した弾薬補給艦フリントから、またも大量の砲弾などが陸揚げされた。
フリントの動きから判断すると、一部は佐世保の弾薬施設から搬出されたものと思われるが、その他の地域、たとえば韓国の基地から運び 出されたものも相当数あるようだ。

95年から96年にかけて、米海軍佐世保基地の弾薬施設から大量の旧式砲弾が搬出されたことがあったが、その直後、佐世保基地の弾薬 処理施設は閉鎖され、処理部隊は岩国に移動した。
つまり、弾薬・砲弾類の大量移動は弾薬施設の整理・統廃合を意味するものと思われる。
今回の沖縄への相次ぐ砲弾類の持込は、日本周辺の米軍基地の統廃合が進む前兆ではないだろうか。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


9日から天願桟橋に停泊中の弾薬補給艦フリント(07.10.10 世嘉良 学 撮影)


運び込まれた砲弾の末路か。嘉手納弾薬庫で時折爆発物を処理する轟音と煙が上がる(05.9.15 撮影)


'2007-10-11|HOME|