嘉手納でまた、未明のF15離陸




30日未明に嘉手納基地を離陸して米本土に向かうF15

どうしても夜中に飛ばなければならない理由なんかないのに、10月30日に、また嘉手納でF15の未明の離陸があった。
比較的製造年度の新しいF15と交代して本土に戻る嘉手納のF15が6機、支援の空中給油機2機が午前4時前に 相次いで離陸した。
そうでなくてもやかましいジェットエンジンのノイズが、大部分の人が寝静まっている嘉手納基地周辺に響き渡った。

米本土の基地に到着する時間が夜にならないように、出発時間を調整するとこの時間の離陸となる、とは米軍側の言い訳。
あの日本政府でさえ、中継基地などを工夫すれば、真夜中の爆音は避けられる、と言うのに、米軍は未明離陸を変えようとしない。
沖縄から米本土までの飛行自体が訓練である、と考えているのだろう。

日ごろから軍用機の爆音に悩まされている基地周辺住民にとって、真夜中の爆音は"Noise of Freedom" の一言で片付けられる ものではない。

(RIMPEACE編集部)(07.10.30 撮影)


F15とは逆方向に離陸した、空中給油機KC10。午前4時前のことだ


'2007-11-1|HOME|