「空母の気配」を感じた11月中旬の嘉手納基地の動き


2日連続で沖縄東方海域に向かったRC135V電子偵察機(07.11.13 撮影)


沖縄東方海域上空から戻ってきたホーカー・ハンター訓練支援機 (07.11.16 撮影)

11月16日まで行われた「海の日米合同演習」で、嘉手納基地から支援のために飛ぶ軍用機が目立った。
近くに空母がいることを示すC2空母連絡機の動きから、合同演習に参加しているキティーホークは、南大東島の東側の海域にいたことが 推定された。

C2と競うように、連日沖縄の東の空域に向けて嘉手納を飛び立った訓練支援機ホーカー・ハンターの2機編隊は、電子妨害ポッドを 搭載していた。キティーホーク戦闘群の敵役を勤め、空母戦闘群の防空レーダーに妨害電波を浴びせ続けたと思われる。

電子偵察機RC135Vも12日朝、13日夕方と2日連続で嘉手納を離陸後東に向かった。KC135空中給油機を連れずに飛び、数時間で 嘉手納に戻ってきた。
空母機動部隊の上空を旋回しながら、戦闘行動中の電波漏れのチェックなどを行っていたと見られる。
RC135Vは15日午前、本国に向けて嘉手納を離陸した。KC135を従え、辺野古の上空を通過していった。

合同訓練が終わった翌日、ホーカー・ハンターは嘉手納を離れて厚木基地に戻ってきた。嘉手納を拠点とした、空母戦闘群の訓練支援の 動きは一段落した、と言える。

(RIMPEACE編集部)


空母キティーホークと嘉手納基地の間を頻繁に飛行したC2空母連絡機 (07.11.14 撮影)


'2007-11-18|HOME|