飛行停止だったF15、嘉手納で飛行再開


アフターバーナーの炎を曳いて嘉手納基地を離陸するF15


第18航空団司令搭乗指定機も飛んだ。各飛行隊指令機も飛んだ (08.1.14 撮影)

飛行停止中だった米軍主力戦闘機F15の飛行が、1月14日に嘉手納基地で再開された。
07年11月初めに米州空軍のF15戦闘機が空中分解した事故を踏まえて、嘉手納基地所属のF15が飛行停止になった。その後、11月26日にいったん再開されたF15の 飛行は、新たな欠陥機が見つかりただちに停止された。

周辺自治体の反対を押し切って飛行が再開された初日の14日、20機以上のF15が雨模様の嘉手納基地を離陸した。第18航空団司令機や44FS、67FS指令機も 飛行して、ベテランパイロットが飛行していることをうかがわせた。

飛行再開の初日だけで、機体のトラブルによる緊急着陸も2件発生した。
空中分解の原因となった亀裂とは別のトラブルで、F15が今回の飛行停止だけでなく、さまざまな問題を抱える戦闘機であることが、また浮かび上がった。飛行再開を 安全性の面からも反対している周辺自治体の危惧を裏付けた形だ。

(RIMPEACE編集部)


緊急着陸したF15の周りに集まった緊急車両とレスキュー隊員(08.1.14 撮影)


'2008-1-14|HOME|