音響測定艦ロイヤル、ホワイトビーチに寄港


ホワイトビーチの陸軍桟橋に接岸した音響測定艦ロイヤル(T-AGOS 22)


午前9時に接岸作業中のロイヤルとタグボート (08.1.18 撮影)

1月18日朝9時に、音響測定艦ロイヤルがホワイトビーチに寄港した。
音響測定艦は長いパッシブソナーを船尾から曳いて、潜水艦が出す音や、アクティブソナーの反射音をとらえて、何十キロも先の潜水艦の位置を特定することを目指す。 現在米軍に現役の音響測定艦は5隻(近くもう一隻増える予定)、そのすべてが横浜ノースドックを実質的な母港として、沖縄近海も哨戒エリアとなっている。

12月には那覇軍港に4隻の音響測定艦が交互に入港している。最近の哨戒海域が沖縄に近く、那覇軍港など沖縄の基地が補給基地に必要かつ便利であることを示している。
ロイヤルは昨年11月12日に、3週間滞在した横浜ノースドックを出港した。 1ヶ月以上経過した12月19日から24日まで、ロイヤルは那覇軍港に入港していることが確認されている。さらに1ヶ月後の1月19日に、今度はホワイトビーチに 寄港した。
連続した沖縄の軍港への寄港は、この2か月以上、ロイヤルも沖縄を前進拠点として哨戒活動を行っていたことを示している。

入港直後のホワイトビーチには、水や物資の補給や廃棄物の回収を行うとみられる車両が集まっていた。給油とともに哨戒活動中の一時的な補給を目指した寄港だと思われる。
ホワイトビーチへの音響測定艦の寄港期間は、これまでもそれほど長くはない。今回も早めに出港するのではないだろうか。

(RIMPEACE編集部)


'2008-1-18|HOME|