給油艦がホワイトビーチと佐世保に


21日にホワイトビーチに入港したジョン・エリクソン。左は海自護衛艦 (08.1.22 撮影)

米海軍の給油艦が沖縄・ホワイトビーチ基地と佐世保基地に停泊している。
佐世保に停泊しているのは1月8日入港したヘンリー・J・カイザー級のラパハノック、ホワイトビーチに停泊しているのは1月21日に 入港した同級のジョン・エリクソンだ。

ラパハノックは昨年11月以降、大量の燃料を集積している佐世保基地を拠点に、周辺で行動する艦隊に燃料を補給していたようだ。
おそらくこの地域に期間限定で配備されているものと思われる。
一方、大規模な艦隊燃料補給施設を持たないホワイトビーチ基地に燃料補給艦が入港することは珍しい。
そのためだろうか、ジョン・エリクソンは今のところ燃料を補給するような活動は行っていない。

想定されるのは、アラビア海やペルシャ湾で日本の給油艦が補給活動を再開することにより、米海軍の燃料補給艦が引き揚げ始めたという ことだろう。
今回派遣される海上自衛隊の最新型の補給艦「おうみ」はヘンリー・J・カイザー級に匹敵する補給能力を持っていることから、海上 自衛隊の再派遣により米海軍の運用に余裕が出来たものと思われる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


1月25日に佐世保から出港予定の総合補給艦「おうみ」(AOE-426)(08.1.19 撮影)


ホワイトビーチに18日9時に入港した音響測定艦ロイヤルは、翌19日11時に出港した。在港は26時間。給油・ 給水が主要な目的だったと思われる。


'2008-1-22|HOME|