音響測定艦と事前集積艦が同居するWB


接岸した音響測定艦ビクトリアスと、沖合い停泊中の事前集積艦ハリー・マーチン(08.2.27 撮影)

2月27日に音響測定艦ビクトリアスがホワイトビーチの海軍桟橋に接岸した。最近は、音響測定艦が沖縄の軍港に 短期間の寄港を繰り返しているが、やはり那覇軍港に入るのが多くて、ホワイトビーチに寄港するのはそれほど多くない。

昨年9月ころには、何隻もホワイトビーチに寄港したが、08年に入ってからは、1月のロイヤルと今回のビクトリアスの2回にとど まっている。
那覇軍港もホワイトビーチも、音響測定艦が入っても2、3日で出港することがほとんどだ。沖縄近海で潜水艦捜索活動を続け、 間近の軍港に簡単な補給と休養のための寄港を繰り返している。

対照的に、ホワイトビーチに「居座って」いるのが、事前集積艦ハリー・マーチンだ。2月10日に佐世保を出港したあと、13日に ホワイトビーチの沖合いに停泊して、すでに2週間動かない。
ハリー・マーチンがWBに入る2日前に、4日間の滞在でWBから出て行った事前集積艦アレックス・ボニーマンは、佐世保、横須賀に それぞれ5日間寄港してからやってきた。アレックス・ボニーマンのように、西太平洋の軍港などに寄港を繰り返すのが、事前集積艦が 移動するときの動き方だ。
ハリー・マーチンの場合、何か任務を抱えてホワイトビーチで待機しているように見える。米韓合同演習フォールイーグルで、海兵隊の 物資を韓国の港まで運び、展開する任務ではないだろうか。
ジェーン年鑑によれば、ハリー・マーチンは海兵隊の資材として、臨時滑走路建設資材、移動病院セット、建設機材を積んでいるとの ことだ。

(RIMPEACE編集部)


事前集積艦アレックス・ボニーマンに着艦するCH53E。手前のマストはカウペンス(08.2.8 撮影)


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