PAC3部隊の車両・訓練装置、どこかに移動
1週間のうちに、主要な装備が消えたPAC3部隊の駐車場(08.9.13 撮影)
嘉手納飛行場内に展開した、訓練用の機材。この機材も駐車場には戻らなかった (08.9.9 撮影)
数日前までは確かに並んでいた、模擬ミサイル発射筒やレーダー搭載車が、嘉手納基地の西端にあるPAC3部隊の車両置き場から
消えていた。9月12日のことだ。
滑走路の南東側にある丘の上に、訓練のため、レーダーや通信車両が展開する。9日には展開していたミサイル発射セットが12日には
見えなくなった。普通は車両置き場に戻るのだが、発射セットは戻らなかった。
他の基地への移動訓練が行われた様子もない。実弾をこめたPAC3の発射セットが展開する嘉手納弾薬庫の中に移動したと思われる。
13日に那覇空港を飛び立った飛行機から嘉手納弾薬庫を見下ろしたが、多数の車両や発射筒、レーダー車などが固まっている場所は
確認できなかった。
基地内の移動訓練を行ったのかもしれないが、実際の発射に向けて備えているようで不気味な気がした。
(RIMPEACE編集部)
市街地の向こうに広がる嘉手納弾薬庫。赤土が露出している場所のいくつ
かはパトリオット・ミサイル部隊が展開する場所と思える(08.9.9 撮影)
'2008-9-13|HOME|