ミサイル監視機、嘉手納から連日飛行



10月20日朝、嘉手納に緊急着陸したRC135Sミサイル監視機

20日朝8時40分、ミサイル監視機RC135S(OF 62-4128)が嘉手納基地に緊急着陸した。2時間前に嘉手納を離陸した機体だ。
着陸後駆け付けたエマージェンシー対応の兵士が、向かって左端の第4エンジンを点検していたから、エンジントラブルでの緊急着陸だったとみられる。

この機体は、17日に本国から嘉手納に飛来、翌18日から3日連続で早朝に離陸していた。行き先は東シナ海北部とみられる。
RC135Sが3日連続で飛び回るのは、どこかの国のミサイル実験が差し迫っていると米国が見ている、ということだ。

緊急着陸した機体は代替がきかないので、20日の空からのミサイル監視はできなくなったが、近海にはミサイル実験監視艦のインビンシブルやオブザベーション・ アイランドがいるはずだ。インビンシブルは10月4日までホワイトビーチと那覇軍港に寄港していた。またオブザベーション・アイランドは10月5日に佐世保を出港 している。

(RIMPEACE編集部)(写真は 08.10.20 撮影)


第4エンジンの点検に駆け付けた救難隊員


警戒する消防車を従え、自力で駐機場に向かうRC135S


'2008-10-20|HOME|