爆音が増せば緊急着陸も増える嘉手納基地


エンジンをかけたまま給油を行うホットピットが1日中設置された


2機編隊で離陸するF15戦闘機。16日午後のいっとき、F15がみんな編隊で離陸した
緊急着陸したF15戦闘機の動きに合わせてカバーする嘉手納基地の緊急車両

12月16日朝6時に嘉手納基地周辺に爆音が響いた。嘉手納基地周辺の住民たちにとっても、嘉手納所属の空軍兵士にとっても過酷な1日の始まりだった。
この日、戦闘機のエンジンをかけたまま給油を行う「ホット・ピット」が3か所に設定され、着陸したF15は休む間もなく給油して、また飛び立っていった。

この激しい訓練の中で、F15が2回、緊急着陸した。休む間もなく飛び立つことを繰り返せば、騒音は増大し機体のチェックは十分にできなくなる。
飛行中の機体に異常が出て緊急着陸するのが増えるのは当たり前であり、12月16日は、典型的な日だったといえる。

この日、空軍のF15とともに、海兵隊のFA18戦闘攻撃機も激しい訓練をおこなった。20時過ぎまで飛んでいたのは、この海兵隊のFA18だ。
海兵隊機も、訓練に出発する直前に異常が発見されて、緊急車両が機体の周辺に駆けつけていた。

(RIMPEACE編集部)(写真はすべて 08.12.16 撮影)


12月16日は海兵隊のFA18Dも燃料漏れで地上緊急事態を宣言した。


'2008-12-16|HOME|