「核開発再開声明」翌日の嘉手納基地


15日朝8時にRC135Uコンバットセントが嘉手納を離陸した


14時25分に嘉手納に戻ってきたRC135U
 

北朝鮮の「核開発再開声明」が出た翌日、まっさきに嘉手納を離陸した偵察機はRC135Uだった。赤外線センサーを持つこの機体は、核開発施設の稼働状況を調べるために 発熱量(赤外線の量)を調べることを飛行任務としたと見られる。
飛行時間は約6時間半、往復に5時間かけたとしても、北朝鮮に近い空域で1時間半、赤外線の測定などを行っていたのではないか。

13日に長時間飛行したWC135大気収集機は、この日は機体のチェックのために嘉手納基地での離着陸を繰り返す予定だったようだが、最初の旋回だけで嘉手納に 降りてしまった。機内の機器の調整を行ってから、再度チェック飛行を行うと思われる。

もう1機のRC135W電子偵察機は、未明に駐機場にいなかった。この前日にはRC135Uが駐機場から移動していた。格納庫で何らかの小規模な修理を順番に行って いるのではないか。

(RIMPEACE編集部)(写真は4月15日撮影)


離陸の15分後に着陸したWC135大気収集機


15日未明の偵察機の駐機場。左がWC135、右がRC135U。電子偵察機RC135Wは移動していて見えない
 


2009-4-15|HOME|