コンバットセント、嘉手納から本国へ



最後のミッションを負えて嘉手納に戻ってきたRC135U。翌々日に本国に向かった(09.4.29 撮影)

3月9日に嘉手納に飛来していたRC135Uコンバットセントが、5月1日午後、米本国に向かって嘉手納を離陸した。
KC135を従えた長距離飛行の態勢だった。

北朝鮮のロケット発射後数日で、2機のRC135Sは嘉手納を去った。しかしコンバットセント機は嘉手納に残り、4月の中旬から下旬 にかけて約10回のミッション飛行を行った。南シナ海方面に行って中国艦隊の情報を収集することが多かったと見られる。

ロケット発射の次は核開発再開、という流れの中で、嘉手納には大気収集機WC135が飛来。それに電子情報収集機RC135Wも 加わった。WC135は4月中旬に集中的に飛んだあとは、均すと5日に一度くらいおそらく朝鮮半島の方向に飛んでいる。

RC135Uは、今回の核開発再開を巡る状況の中で、嘉手納には残らず、いったん本国に引き上げた。しかし、WC135は当面嘉手納 から動く気配は無い。

(RIMPEACE編集部)


2009-5-2|HOME|