発射の前後、偵察機が入れ替わった嘉手納



4月12日夕刻の嘉手納基地。左からWC135,RC135U,RC135W
 

「北のミサイル発射」前に、ミサイル監視機RC135Sが2機と、赤外線センサーなどを備えたRC135Uコンバットセント機の計3機の大型偵察機が、嘉手納基地に 展開していた。
発射当日の4月5日朝、監視に飛んだのは下の写真右端のRC135Sだった。離陸の5時間前の写真で、カーゴドアが開いている。

2機のRC135Sは10日に嘉手納から去ったが、入れ替わるように大気収集機WC135と電子偵察機RC135Wが飛来した。
WC135は、ウラン濃縮段階など核兵器開発に伴い大気中に微量放出される放射性物質を収集・分析する能力があるといわれている。またRC135Wは通信装置や電子 機器から洩れる信号を検出し解析する任務で飛行する。

発射の前後で、米軍の監視対象が西太平洋で少し変化していること、そして沖縄・嘉手納基地は、米軍が朝鮮半島をにらむ拠点だけではないことを示している。

(RIMPEACE編集部)



4月5日午前2時の嘉手納基地。左からRC135U,RC135S,RC135S 


2009-4-13|HOME|