原潜オハイオ、ホワイトビーチに現れる
ホワイトビーチ沖に停泊する巡航ミサイル原潜オハイオ
20分足らずの停泊後、WBを出港するオハイオ
9月5日10時40分ころ、巡航ミサイル原潜オハイオがホワイトビーチ沖に停泊した。
20分足らずの停泊後、オハイオは向きを変えて東に向かいホワイトビーチを後にした。
オハイオは8月29日に横須賀基地12号バースに接岸、9月2日に出港している。このタイプの原潜は乗組員を2チーム持っていて、
ブルーチームとゴールドチームが3ヶ月交代で乗り込む。このため、長期間母港を離れての任務航海が可能で、15ヶ月の間原潜は任務に
つく。今回、横須賀でもこのクルー交代が行われたと見られる。
交代直後にホワイトビーチに一時寄港した理由は、休養や補給ということではない。
昨年11月にオハイオがホワイトビーチに2回続けて一時寄港したが、このときは海自潜水艦隊司令がオハイオに乗り込むための寄港だ
った。
今回もこのようなことが行われつつあるのか、もしくは極秘の指令やデータを手渡ししたのか、そこはわからないが、少なくとも作戦行
動に絡んだ一時寄港だったことは間違いない。
ホワイトビーチに来る原潜は一時寄港することが多い。作戦行動中の短時間の寄港で、ホワイトビーチが原潜の活動海域に近い基地である
ことを示している。
この日、ホワイトビーチの岸壁には、8月30日に入港・接岸した原潜サンタフェが7日目の寄港中だった。こちらは休養・補給などのため
と見られる。
ホワイトビーチの原潜支援設備が整えられて、原潜が数日間接岸することも増えてきたが、今回のオハイオのように沖合いに一時寄港する
回数の方が圧倒的に多い。
(RIMPEACE編集部) (写真は 09.9.5 世嘉良 学 撮影)
沖合いにオハイオ、海軍岸壁にはロス級原潜サンタフェ。原潜2隻の同時寄港だ
2009-9-5|HOME|