無線機使うと危険!天願桟橋に警告表示


天願桟橋入口に付けられている警告表示。
 

10月18日、これまで天願桟橋では見たことが無い警告表示が出ていた。電波障害を示すマークの下に「ここで無線機を使用する事は危険です。使用許可のない無線機はその電源を切る事」

同じマークを指揮艦ブルーリッジの艦上で見たことがある。「高出力の電波を発信するので接近注意」という意味だった。高出力の電波が人体に影響を及ぼすというのは理解 できる。だが、天願桟橋の警告表示は人の体の心配をしているのではない。
電波を発信すると危険だ、と警告しているのだ。
ロードサイド・ボムのように電波を受信すると起爆するような弾薬が天願桟橋に保管されだしたのだろうか。これは恒久的な警告なのだろうか。

この日、空軍の武器を積んでいる事前集積艦ジョンAチャプマンが天願桟橋に停泊していた。積荷を保護するために、甲板の上の倉庫には防湿のシートがピッチリと張られて いる。
この船の積み荷に、無線機の電波に反応する危険物が積まれている可能性がある。
天願桟橋の近くにも民家はたくさんある。無線封止の警告はまわっているのだろうか。
そもそも、そんな危険な施設を作ったり、危険なものを載せた船が接岸すること自体がおかしいのだが。

(RIMPEACE編集部) (09.10.18 撮影)



天願桟橋に停泊中の防湿コンテナ輸送艦ジョンAチャプマン


2009-10-19|HOME|