2重の約束違反、シュワブ横の大浦湾でパラシュート訓練



KC130から大浦湾に降下する米兵(09.10.22 ヘリ基地反対協 撮影・提供)


上空から見た大浦湾、左にキャンプ・シュワブと辺野古の海 (07.5.20 撮影)
 

10月22日、米軍のパラシュート降下訓練が大浦湾で無通告で行われた。
SACO合意でパラシュート訓練は伊江島に統合されたにもかかっわらず、キャンプ・シュワブに面する大浦湾で行われた。無通告での訓練強行と重ね、2重の約束違反だ。

普天間代替基地の辺野古沖建設に反対して、辺野古漁港横で座り込みを続けるヘリ基地反対協議会のメンバーが、この訓練を目撃・撮影した。
降下訓練は3回行われたのを確認した。降下した人数は4人、4人、3人の計11人だった。

13時から14時の間に行われた訓練には、普天間基地のヘリUH1も2機加わり、降下水面近くの大浦湾上空を低空で旋回していた。
この直前に嘉手納基地には普天間基地からUH1が2機飛来して、ごく短期の滞在で離陸、ホワイトビーチから北部訓練場に向かうコースをたどった。この2機のUH1が、 嘉手納基地でパラシュート降下の管理・評価や事故の際の救難要員を乗せて大浦湾に向かったとみられる。

(RIMPEACE編集部)


降下海面付近を旋回していた海兵隊ヘリUH1 (09.10.22 ヘリ基地反対協 撮影・提供)


降下訓練の直前、嘉手納に飛来し北部方面に向かった普天間の2機のUH1汎用ヘリ(09.10.22 撮影)


2009-10-24|HOME|