音響測定艦ロイヤルもWBに寄港



ホワイトビーチの陸軍桟橋に寄港したロイヤル(T−AGOS 22)(10.2.22 世嘉良 学 撮影) 
 

音響測定艦ロイヤルがホワイトビーチに寄港していることが2月22日に確認された。
ロイヤルは昨年7月22日に準母港だった横浜ノースドックを出港したあと横浜に戻っていない。7月末以降、佐世保にほぼ2週間ずつ 2回寄港、那覇軍港に短期の寄港を3回繰り返している。
寄港パターンを見ると、横浜ノースドックから佐世保に準母港を乗り換えたような動きだ。

僚艦のビクトリアスも6月21日に横浜ノースドックを出て以来、横浜に戻らず佐世保に長短あわせて4回寄港している。このロイヤル とビクトリアスが佐世保をベースに動き出したのは、音響測定艦の東シナ海や黄海、南シナ海での哨戒日数を増やす狙いがあるのかもし れない。
中国の潜水艦の動きをウォッチする前進基地として沖縄の軍港を利用しつつ、哨戒海域が横浜より佐世保に近いことから休養・メンテの 基地を佐世保にシフトしていることが考えられる。

横浜ノースドックで行われている、ケーブル状のパッシブ・ソナーのメンテナンスが今後佐世保で行われるかどうかで、佐世保が米海軍 音響測定艦の準母港の機能を持つかどうかがはっきりするだろう。
ただ、那覇軍港やホワイトビーチが音響測定艦の前進補給基地であり続けることに変わりはないだろう。

(RIMPEACE編集部)


2010-2-23|HOME|